美容医療で納得のいく治療を受けるカギは、クリニック選びにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
美容医療を提供するクリニックは、同じように見えてもそれぞれ方針や得意とする治療が異なります。
そのため、しっかり比較検討し、自分にとって頼りになるクリニックを選ぶことが大切です。
今回は、クリニック選びの際にチェックしておきたいポイントを、ホームページ上で確認できること、カウンセリング時にわかることの大きく2つに分けてご紹介します。
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美容医療で納得のいく治療を受けるカギは、クリニック選びにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
美容医療を提供するクリニックは、同じように見えてもそれぞれ方針や得意とする治療が異なります。
そのため、しっかり比較検討し、自分にとって頼りになるクリニックを選ぶことが大切です。
今回は、クリニック選びの際にチェックしておきたいポイントを、ホームページ上で確認できること、カウンセリング時にわかることの大きく2つに分けてご紹介します。
クリニック選びの第一歩は、各クリニックのホームページを確認することから始めましょう。
SNSのクチコミよりも先に、まずはクリニックが発信している情報を確認することが大切です。
その後、確認した情報をもとに、「カウンセリングを受けてみたい」と思うクリニックを絞りこみましょう。
ここでは、クリニックを絞りこむ時にホームページ上で確認しておきたいポイントを3つご紹介します。
ホームページで安さを誇張しているクリニックは要注意かもしれません。
「安く治療できる!」と思って、実際にカウンセリングを受けると、安価な施術が適切ではないと言われ、他の高額な施術を勧められたり、麻酔などの経費を別途請求されたりすることもあります。
カウンセリング代、指名料、麻酔費用、アフターケアなど、治療にあたって必要な費用がすべて明示されているか、しっかり確認しましょう。
クリニックによっては、特定の治療に特化している、または得意とする治療を掲げている医師もいます。
それを確認できるのが、医師のプロフィールや持っている資格です。
例えば、ヒアルロン酸やボツリヌス製材などを用いた注入治療を行う場合、担当する医師には、顔の解剖学の知識や注入の技術が求められます。
必要な知識や技術の有無は、以下のようなポイントをチェックすると判断しやすいでしょう。
論文や学会への登壇、メーカーのトレーニングに関する情報は、医師のプロフィールやクリニックからのお知らせ、ブログなどに書いてある場合が多いです。
また、医師が持っている資格や所属している学会は、得意な分野や実績を知る指標になります。
美容医療に関わる医師の資格や学会の一例をご紹介します。
日本皮膚科学会が行う認定試験に合格した皮膚科医のことです。
認定試験を受けるには、指定病院でトレーニングを積み、5年以上の診療実績、手術実績、研究実績、論文発表、学会発表など所定の条件をクリアする必要があります。
日本形成外科学会が行う認定試験に合格した形成外科医のことです。
認定試験を受けるには、指定病院で4年間の専門研修を行ったうえで、学会主催の講習会受講、論文発表など所定の条件をクリアする必要があります。
日本整容形成外科研究会を母体としていて、「JSAPS」という略称で呼ばれています。
日本で国際美容外科学会(ISAPS)に認められた学会です。
美容外科の発展と、国民の福祉に貢献することを目的にしています。
美容外科に関する研究並びに科学的知識および技術の普及発達などを目的とした学会で、「JSAS」という略称で呼ばれています。
JSAPSと同じ学会名ですが、考え方や目的が違います。
美容皮膚科学に関する研究や研究成果の普及、会員相互の支援、交流、連絡などを主たる目的とした学会です。
専門医認定制度はないものの、2,800名以上の医師や研究者が学会会員として所属しています。
日本では、厚生労働省が承認している薬剤や医療機器を「承認品」、承認を受けていないものを「未承認品」と呼んでいます。
未承認品=どれもが安全性に不安がある、というわけではないものの、なかには効果や安全性が不確かなものも含まれています。
そのため、国内の美容皮膚科学会などでは、安全治療に対するガイドラインが作成され、国内承認品の使用が推奨されています。
リスクを減らす、より安全に治療を受けたい人は「承認品」を扱っているクリニックを選ぶことをおすすめします。
承認品を使っているクリニックは、ホームページでそのことを公開している場合が多くあります。
ぜひチェックしてみてください。
>>「国内承認品・未承認品」 に詳しい情報はこちらをチェック!
その他、ホームページ上に公開されている、各医師が担当した症例写真を確認することも忘れずに。
治療前後の症例写真や角度などに加工がされていないか、しっかり確認しましょう。
ホームページを見てクリニックを絞りこめたら、今度はそれらのクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
カウンセリングとは、医師に要望や悩みを伝え、治療計画について説明を受けることで、美容医療を受ける際には必ず行われます。
続いては、カウンセリングの際に確認しておきたいポイントを4つご紹介します。
美容医療は「医療行為」にあたります。
医療行為は、判断を誤ると人体に危害を及ぼすことがあるため、医師のみが行えると法律で定められています。
したがって美容医療を受ける前には、医師による顔の状態の確認(診断)や治療計画の説明が行われる必要があります。
医師がカウンセリングを担当しているクリニックでは、自然とそれらが行われます。
しかしクリニックによっては、カウンセリングを医師ではなく、看護師やカウンセラーが行うこともあります。
医師以外の人がカウンセリングする自体に問題はないものの、そのまま診断や治療の提案に進み、施術前に医師と顔を合わせたり提案されたりすることがなかった場合は注意してください。
少しでもリスクを減らすためにも、医師による確認・診断や治療計画の説明が行われないクリニックでの治療は見送ったほうがよいでしょう。
疑問や不安、知りたいことをしっかり確認・質問できるかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。
併せて確認しておきたいのが、担当の医師との「人としての相性」です。
医師も人なので、考え方や人柄、雰囲気がそれぞれ違います。
カウンセリングなどで対面した時に、話しやすそうな相手かを確認しておきましょう。
納得できるまで相談できなかった、話しにくかった、対応がぎこちなかったという印象を持った場合は、他のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
カウンセリングの際、疑問や不安な点は事前にメモしておくなどして、聞き忘れのないようにしておきましょう。
「この治療法をやりたい」という希望があっても、人によってはその治療法が適していない場合もあります。
そんな時、耳ざわりのいいことばかりを言わずに、悩みの原因や顔立ち、肌の状態などを確認したうえでカウンセリングを通して本当に必要な治療を見極めてくれる――逆に言えば不要な治療には、はっきりと「NO」を言ってくれる医師のいるクリニックは信頼できると考えてよいでしょう。
特に確認もされないまま、希望する治療をただおすすめされる場合は注意が必要です。
候補から外してよいかもしれません。
ちなみに、なりたい姿や他人に対してどんな印象を与えたいかなどを、あらかじめイメージし、それを医師に伝えるようにすると、より具体的な治療法の提案につながり、充実したカウンセリングになるはずです。
参考にしてみてください。
カウンセリングで納得できた場合、治療を即決することもあるでしょう。
即決が悪いことでは決してありません。
しかし、美容医療に関わらず、どんな治療にもメリットだけでなくリスクもつきものです。
治療方針を聞いたら一度持ち帰り、じっくり検討してから決めたほうが、より納得のいく治療になることでしょう。
そのような選択をさせてくれるかどうかも、クリニック選びの重要なポイントの一つといえます。
「今日、施術を希望であれば安くします」など、急かすような提案をされた場合は注意を。
大切な自分の顔と体に関わることですから、焦らずによく考えてから決断しましょう。
一般的な医療では、かかりつけ医と呼ばれる、「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師」を持つことが推奨されています。
美容医療でもそれと同じように、一連の治療(シークエンストリートメント)を任せられる、信頼できる一人の医師を見つけることが重要です。
Aクリニックで目元、Bクリニックでは口元…といった具合に転々と治療を受けていると、それぞれで治療方針が異なるため、印象がちぐはぐになってしまい、理想の顔に近づくどころかますます遠のいてしまう恐れがあります。
今回ご紹介した7つのチェックポイントは、シークエンストリートメントを任せられる医師やクリニックを見つけるための基本事項です。
これらを参考に必要な情報を集めて、ぜひ「頼れる医師」「頼れるクリニック」を見つけてください。