美容医療と聞くと、「興味はあるけど、はじめどきがわからない」「今の自分にはまだ早いかも」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、“美容医療のはじめどき”と、初心者にも取り入れやすい具体的な治療法について、あんどう歯科・美容皮フ科の安藤 かおり 先生に教えていただきました。
監修・取材協力:安藤 かおり 先生(あんどう歯科・美容皮フ科)
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美容医療と聞くと、「興味はあるけど、はじめどきがわからない」「今の自分にはまだ早いかも」と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで、“美容医療のはじめどき”と、初心者にも取り入れやすい具体的な治療法について、あんどう歯科・美容皮フ科の安藤 かおり 先生に教えていただきました。
監修・取材協力:安藤 かおり 先生(あんどう歯科・美容皮フ科)
まずは、多くの患者さんの例をもとに「こんな悩みが気になったら、美容医療を検討するタイミング」という例を教えていただきました。
日々スキンケアを頑張っているのに、「以前ほどスキンケアに納得できない」「なんとなく肌状態が気になる」という場合も美容医療への相談のタイミングになります。
具体的な肌悩みとして挙げられるのは、ニキビなどの肌荒れや毛穴、肌のハリなど。セルフケアではできないことも、医療の力でアプローチが可能になります。医師が客観的に診断するため、自分では気付かなかったポイントをアドバイスできることも多いです。「こんなことで相談していいの?」と思わず、ぜひ気軽にカウンセリングを利用してみてください。
美容医療で肌がきれいになると、普段のスキンケアがさらに楽しく、かつラクになることが多くあります。化粧ノリが良くなれば、メイク時間の短縮にもつながるでしょう。
毎日の準備やケア時間を短くしたい場合にも、美容医療はおすすめです。
ご自身やご家族のウエディング、子どもの入学・卒業など、イベントをきっかけに美容医療を利用し始める方も多くいらっしゃいます。
イベントでは写真を撮られる機会も多く、より美しい自分でありたいと思うものです。
美容クリニックでは医学的根拠に基づいた治療が行われるため、「イベントまでに美しくなりたい」などの漠然とした考えでも、医師と相談しながら自分の理想を目指すことができます。
私たちの体内に広く存在する物質であるヒアルロン酸を体組織に注入する施術です。硬さや材質の違うさまざまな種類のヒアルロン酸製材があり、使用する部位やお悩みに合わせて、適した製材を使い分けています。
・ヒアルロン酸注射でアプローチできるお悩み(1),(2)
筋肉の緊張をほぐす作用があるボツリヌストキシンを注入する施術です。筋肉がリラックスした状態になることで、眉間や目尻、口元などの表情じわにアプローチすることができます。(3),(4)
ボツリヌストキシンは、一般医療でも重度の腋窩多汗症(わきの多汗症)や眼瞼けいれん、斜視などの治療に使用されています。
カウンセリングをする際、治療もセットで希望される患者さんが多いですが、少しでも迷いや悩みがあるなら、まずはカウンセリングのみにすることをおすすめします。
自分が得た情報のみで治療法を決めてしまうと、その人の体質や状態に合わず、後悔につながってしまうことがあるためです。
医師が専門的な知識をもとにその人に合う治療法をご提案するので、理想の姿や費用面も含めて話し合いながら決めてはいかがでしょうか。
参考文献
(1)古山 登隆:解剖から学ぶヒアルロン酸注入療法:メディカルレビュー社.2020
(2)一瀬 晃洋:美容皮膚医学 BEAUTY.2020.3(1):22-27
(3)古山登隆,井上 香:美容皮膚医学 BEAUTY.2020.3(6):45-54
(4)古山 登隆,海野由利子,砂川恵子,青木和香恵:目もとの上手なエイジング―眼瞼下垂から非手術的美容医療,エイジング世代のメイクアップまで―.全日本病院出版会,2021.
名古屋大学医学部医学科卒業(2012年)。名古屋掖済会病院、名古屋大学医学部附属病院皮膚科、協立総合病院皮膚科、なおみ皮フ科クリニック、広島皮ふ科、あすか皮フ科クリニックにて保険診療、美容診療に携わる。あんどう歯科・美容皮フ科開院後は、美容皮膚科医として同院で診療に携わる。相談を通して患者さんが、笑顔になる様子を見られることが何よりの喜び。
あんどう歯科・美容皮フ科
住所:愛知県名古屋市昭和区東畑町1丁目40-9